現地隊員レポート             「りる」第52号より 

                                                    ベリーズ  N.M.
                                                             平成20年度1次隊
                                         建築
    

 

『ベリーズで開催したジャパンデー』

 ベリーズに在住している日本人会の方々が中心となって、2010年2月20日中心都市ベリーズシティでジャパンデーが開催され、私もJOCVベリーズ隊員の一人としてこのイベントに参加しました。

 今年はコンサートホールを借りて、前半はブースの出店と映像での日本紹介、後半はパフォーマンス披露、という形式で行いました。

 当日は午後1時半から開会式を行い、その後メイン会場のスクリーンでは日本紹介の映像を流し、外のオープンスペースでは、日本の遊び、折紙、習字、浴衣の着付け、アニメ、すしの6つのブースを設置し日本文化を体験してもらいました。

 日本紹介として上映した映像の中には、代表的な日本の景色や産業、文化映像の他に、以前「青年海外協力隊を育てる会」事務局から頂いていた香川県を紹介するDVD(「瀬戸の美」「香川の観光写真集」)も取り入れました。香川の映像を通して、日本は東京や大阪といった大都会ばかりではなく、緑豊かなルーラルエリアもたくさんある美しい国なのだということが紹介できたと思います。

 後半のパフォーマンス披露では、私は司会を担当しました。パフォーマンス内容は、柔道と空手の演武、日本舞踊、ピアノやギターの弾き語り、ベリージアンの浴衣ショー、よさこいソーランなどで、メインイベントは日本アニメのコスプレ大会でした。

 ほかの出し物はいろんなイベントで経験済みなので、どんな反応が返ってくるのか大体予想がつくのですが、コスプレは初めての試みなので正直不安でした。

 「募集期間が短かったので本当にコスプレイヤーが集まってくれるのか」、「今では日本と言えばアニメ、と言っても過言ではないほど現代日本文化の代表となったアニメだが、ベリーズではそれほど知られていなく観客の反応が悪いのではないか」などの不安要素はたくさんありました。

 結果、日本のコスプレイベントに混ざっていてもおかしくないくらいの立派なコスプレイヤーや、かわいらしい子供コスプレイヤーの参加があり、観客の反応も良く、盛況なイベントとなりました。

 司会はとても大変だったですが、昨年以上の反応を得ることができ良い経験ができました。来年はもう参加することはできませんが、ぜひ、これからもジャパンデーというイベントを継続してほしいと陰ながら応援しています。


ベリーズの中心都市の写真です。この日は日曜日だったのであまり人がいませんが、平日はもっと雑然としています。


山のブルーホールの写真、ここの地底から水が湧き出て川の始まりとなっています。


プラセンシアという場所の写真です。
ベリーズではいたるところでカリブ海を楽しむことができますが、私はその中でもこのプラセンシアがいちばん好きな場所です。ビーチが広くて、ヤシの木が植わっていて、海もきれいでこれぞカリブ海といった雰囲気が味わえます。