現地隊員レポート             「りる」第75号より 

                                                    マダガスカル   高尾 直子
                                                             平成29年度1次隊
                                         青少年活動
   

「マダガスカルでの活動」

 「アフリカに最も近いアジア」と言われるマダガスカルは、その名の通り、人や食事、風景など、「アフリカ」よりも「アジア」を感じる国です。食材も野菜や果物などが豊富に手に入り、郊外には一面の田園風景が広がっています。

 私の活動内容は、学校保健や学習環境改善のための啓発活動と保護者や地域住民を中心に組織されている学校運営委員会の活動サポートです。これまでに任地の小学校を巡回しながら、手洗いなど健康に関する啓発活動を行ってきました。設備が十分に整っていない中での啓発は難しいですが、紙芝居や歌なども取り入れながら手洗いの重要性を伝えています。

また、栄養改善に向けて、マダガスカルでよく食べられているキャッサバの葉を入れたケーキを販売したり、料理講習会を行ったりしています。活動はすべてマダガスカル語で行っており、苦労することも多いですが、これからも子どもたちの健康のため、マダガスカルの人々と協力しながら、活動を続けていきたいと思います。


「Manasa tanana(手洗い)」手洗い啓発の活動

「Tanimbary(田んぼ)」マダガスカルの主食はお米。消費量は日本の二倍!

日本祭で「UDON」を販売!

「Madio ny tanana(きれいな手)」手洗いの練習後の子どもたち