現地隊員レポート             「りる」第55号より 

                                                    スリランカ  K.M.
                                                             平成22年度1次隊
                                         環境教育
    

 

『スリランカの近況』

 香川県のみなさま、こんにちは

 2011年はスリランカで迎える初めての正月となりました。

 とはいえスリランカでは新年を4月にタミル・シンハラ正月として盛大に祝うため、わりと地味な年越しでした。

 日本では香川でも雪が積もったと聞きましたが、スリランカは雨の日が多く特に東部地域で年末からの豪雨により2月24日の時点で150万名以上の被災者と61名の死者という被害をうけました。この豪雨は穀倉地帯にも被害をもたらし、穀物・野菜が値上がり、貧困地域では高すぎて買う人がいないため、店にも置いていません。昨年からのココナッツに続き穀物・野菜ともまだまだ高騰を続ける気配です。

  ラトナプラ市路上 普段は青色の小屋のほかにもたくさんの露店商がいる

 さらに宝石の産地として有名なスリランカですが、こちらも採掘が出来ず、普段は宝石商で賑わっているラトナプラ市の路上も閑散としています。

 ちなみにこの大雨の原因ですが現地の同僚たちはキャンディの仏歯寺に奉納されているブッダの歯を外国人に見せたので「ブッダが怒っている」と噂していました。

 もう一つのニュースとしてスリランカの紙幣のデザインが新しくなりました。旧札は10、20、50、100、500、1000、2000ルピーがありますが。新紙幣では10ルピーが硬貨になり、新たに5000ルピー札が加わりました。

  1000Rs札の裏 硫黄島のような絵が描かれている

 この国で5000ルピー以上の支払いなどほとんどないのですが、食費1カ月分にも相当するこの高額紙幣はたして需要があるのでしょうか?

 1000ルピー札はこれまでも2種類が流通していますが、これは2009年の内戦終結を記念して作られた紙幣です。裏はどこかで見たような絵ですが表に描かれているのは現職の大統領であるマヒンダ・ラージャパクサ氏、世界的に見ても任期中に発行された紙幣に現大統領の肖像は珍しいのではないでしょうか。新・旧あわせて紙幣にデザインされている人物は彼一人です。

  同じく表 マヒンダ・ラージャパクサ大統領の肖像

 ちなみにこの新紙幣コロンボで手に入れ、さっそく任地のお店で使ったところ、「こんな金は知らない」と断られました、どうやら旧札との交代にはまだまだ時間がかかりそうです。

 前回「商工会のバザーでうどんを作る予定」と書きましたが、残念ながらガスコンロが用意できないとのことで実現せず次の機会に持ち越しとなりました。

 しかし他の隊員からの情報によると手で食事をする文化の彼らはスパゲティはじめ麺類はフォークの使い方が下手でうまく食べられないらしく、カレーうどん普及計画の新たな課題となりそうです。

 最後になりましたが香川県青年海外協力隊を育てる会のみなさま、いつもご支援いただきありがとうございます。少しでもご期待にこたえられるように、精力的に活動していきたいと思いますので、これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

 それではアーイエツトハンブエム(また会いましょう)